過払い金 回収

過払い金を回収する手段

 

過払い金を回収するには、過払い金返還請求の手続きが必須です。
そのためには、過去の取引履歴の開示請求が必須となります。
「○○%の金利で借りていたので、金利を払いすぎていたはず」などと、曖昧な説明で迫っても応じてくれる業者はいません。
法的効力のある書類(取引履歴)を開示しないことには、手続きは前に進まないのです。

 

これらの手続きは、弁護士や司法書士に依頼すればスムーズです。
過払い金の相談に30分、手続きに30分くらいかかり、その後は何もせずに結果を待つだけです。
過払い金の返還には、簡単に応じてくれる業者もあれば、なかなか応じない業者もあります。
債権者の出方によっては、解決までに時間がかかります。

 

すべての債権者から過払い金を取り戻したら、弁護士から連絡があります。
また、過払い金・債務などを記した書面が送られてくるので、内容を確認しておきましょう。
過払い金で債務をすべて相殺できれば、借金はすべてゼロとなります。
この場合は、ブラックリストに登録されることはありません。
払いすぎた利息は、本来自分のお金であるため、正確には債務整理に該当しないわけです。

 

しかし、過払い金で債務を相殺しきれずに、一部が残ってしまった場合には、債務整理としての扱いになります。
残った債務は、3年を目安として返済していきます。

 

過払い金の回収を検討するタイミングは、今すぐです。
先延ばしするメリットはまったくありませんし、先延ばしするほど取り戻せなくなる可能性が高くなります。
債権者(業者)が倒産すれば、1円も取り戻せなくなるため、その前に取り戻しておくべきなのです。

 

過払い金の相談は、原則として無料となっています。
ただし、2回目の相談からは有料になるケースが多いので、相談回数に関係なく無料対応してくれる事務所を選びたいものです。
お金のない方にとって、有料相談は「焦り」となってしまいます。
自分に合った方法で債務を整理しないと、あとから困ることになります。